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『地球の歩き方』のマレーシア・ブルネイの最新版である09-10年版について、前回の記事では、KLについて08-09年版との記述の違いを指摘しました。今回は、サバ州のコタ・キナバルとサラワク州のクチンについて見ていきたいと思います。 ○コタ・キナバル 09-10年版では、コタ・キナバルについての記述は294ページから308ページにかけて、15ページ分にわたって記述がなされています。08-09年版でも、記述は294ページから308ページまでの15ページ分ですので、コタ・キナバルに割かれてるページ数は、前回も今回も同じ分量、ということになります。 順番にみていくと、まず、コタ・キナバル国際空港に関する記述が変わりました。これは、2008年8月に同空港の新しいターミナルビルがオープンしたことを受けての、記述の変更です。 「見どころ」では、新たにロッカゥイ・ワイルドライフ・パーク(Low Kawi Wildlife Park)が加わりました。開設間もない、自然の地形を上手く利用したきれいな動物園で、さっそくコタ・キナバル観光の目玉の一つになったようです。私も、今年の2月に訪れました(詳しくはこちら)。私もお勧めのスポットです。「見どころ」の欄外においても、ちょっとした観光スポット情報がいくつか増えています。 ホテルの欄では、バックパッカー向けのホテルがいくつか挿し変わっています。「レストラン」の欄でも、2ヶ所が入れ替わっています。そして、ショッピングでは、中心街から少し離れたワン・ボルネオが、写真入で紹介されています。このように、細かく変わっているところがありますので、注意する必要があるかもしれません。 ○クチン クチンも、コタ・キナバルと同様、350-356ページの合計7ページにわたって解説がなされています。 「見どころ」、ホテル、レストランとも、基本的に掲載されているものは同じで、大きな変更点は見受けられません。欄外で、いくつか情報が増えた程度です。今年の1月に郊外に出来た大きなショッピングモール「The Spring Shopping Mall」が掲載されていないのは意外ですが、今後掲載されるかもしれません。 以上、2回にわたって『地球の歩き方』のマレーシア・ブルネイ篇の最新版を見てきましたが、観光ガイドブックは、2つの意味で常に変化していきます。1つは、紹介される国・地域の変化であり、もう1つは読む方の興味の変化です。マラッカやジョージタウンの町並みは、昔から変わらないものの世界遺産になったため、大々的に取り上げられました。また、パビリオンのように最新ショッピングモールが早速取り上げられている一方で、KLクラフト・コンプレックスのように、伝統文化を紹介するスポットが消えました。マレーシアが見せたいマレーシアと、我々が見たいマレーシア。両者のせめぎ合いの結果が、観光ガイドブックといるでしょう。 |
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